みんなの講座



今回は図形の問題なんですが、大別して次の2つの解法があります。

解法1 補助線を引いて解く

解法2 一発公式(メネラウスの定理)で解く

時間の短縮を考えれば断然2の解法でしょうけど、
理屈もわからない公式をむやみに使うのもよくありません。
(理屈のわかる人はいいけど)
算数の範囲でも、がんばればメネラウスの定理を説明することはできますが、
今回は図形の問題に強くなる意味で、
何としても解法1の補助線をマスターしてほしいです。
この補助線、なかなかスッと引ける人、少ないんですよ。
中高生や大人の人でも案外マゴマゴしちゃう人が多そう。
さっき試してみたら、ボクの大人の友達、全員マゴマゴしてました;^^)

これが今回の問題です。


下の図において、AD:DB=3:4、BC:CE=5:2のとき、
AF:FCを求めなさい。



早速やってみましょう。最初は解法1。

<解法1 補助線を引く>
※分数は1/2のように色つきで表記します。分子/分母です。
  紙に図や式を書き込みながらお読みください。

DEに平行で、Cを通るような補助線GCを引きます。 
                   ↑この補助線がなかなか気づきにくい

図形の補助線というと、どうしても頂点と頂点をつなぎたくなるのが人情。
だから、Cを通るDEの平行線という発想は、
なかなか思いつかない人が多いんです。



しかしこの補助線が引けますと、問題はグッと楽になり、答えに近づきます。

DE〃GCだから、BC:CE=BG:GD=5:2


<老婆心>
今の説明、大丈夫でしたか?
三角形内に底辺の平行線を引いたとき、
次のような性質があります。


EF〃BCのとき、AE:EBAF:FC


では問題に戻ります。

BG:GD=5:2だから、DGはDBの2/7倍。

AF:FC(のところ)は、AD:DGと等しいから、
AF:FCを求めるのは、AD:DGを求めるのと同じことです。

AD:DG=3:(4×2/7
=3:8/721/78/721:8 ← AF:FCもこれと同じ(つまりこれが答え)

この補助線を引く解法。
なんとかマスターして使えるようになってほしいです。
解説は、そんなに長くなかったけど(工夫して書いてるんですよ〜)
短い説明の中に重要な図形の知識がいくつか隠れていて、
きっと、この1問をマスターしただけで、
もしも図形に将棋とか囲碁みたいに段位があるなら、
二、三段の実力アップ間違いなしです。
え? まだわからないって?
焦る必要ないから、時間をかけてゆっくり理解してくださいね。


さて。
ここから先は入試の迫る小6or中3の受験生向け。
今の解法1だと時間がもったいないので、
「メネラウスの定理を使っちゃおう!」というのも
時間短縮という有効な答案戦略です。
だから一応やっとくけど、図形の段位を上げたい初級者の人は、
安易にコレに頼ったらダメですよ(笑)。

<解法2 メネラウスの定理>

下の図において、イ/ア×エ/ウ×カ/オ=1(メネラウスの定理)が成立します。



メネラウスの定理に問題の数値をあてはめると、
2/7×エ/ウ×4/3=1より、8/21×エ/ウ=1
よって、エ:ウ(AF:FC)=21:8 ← 答え

まあ、この定理を知ってればアッという間なんだけど、
意味のわからない定理を振り回しても、決して図形の段位は上がらないでしょう。
もし使うなら、きちんと公式の根拠を知ってから使う方が、
のちのちの実力アップにつながると思いますよ。 
今回はここまでにしますが、いつか機会があったら
メネラウスの根拠についてもこの講座で取り上げたいと思います。


この講座の宿題です。わかった人は解答フォームから送ってください。
正解者のお名前(ニックネーム)を正解者コーナーで発表しています。

〔宿題04〕 

 
講座の問題図において、DF:FEを求めてください。

 
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